【イベント概要】
・開催日 2021年10月24日(日)
・開催場所 福島県いわき市岩間町・岩間海岸
・開催時間 10:00~12:00
・参加人数 30チーム(89人)
2019年から開催している「スポGOMI甲子園」は、拾ったごみの重量や種類などをポイント化して順位を競う「世界でもっともエコなスポーツ」と言われるスポGOMIの、高校生ナンバーワンを決める大会。今回初めて福島県大会が開催されました。会場となったのはいわき市南部の勿来エリアになり、地元サーファーの皆さんに愛される「岩間海岸」。12月26日の全国大会に繋がるとあって、浜通りだけでなく100キロメートルほど離れた内陸部・福島市からもたくさんの高校生が参加しました。
実は福島県大会、8月末に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大によって延期を余儀なくされ、10月末での開催となりました。そのため当初から参加申し込みをしていたチームは準備万端。競技開始の合図とともに、岩間海岸に駆け出していきました。
1時間の競技の結果、見事優勝し全国大会への切符を手にしたのは「東陵高校2年Cチーム」の皆さんです。総重量38.29kg、2位とのポイント差263ポイントと、圧巻の強さでした。優勝した東陵高校2年Cチームの皆さんは12月26日に東京都で開催される全国大会へ進出。「全国でも優勝します!」と高らかに宣言した東陵高校2年Cチームの皆さん。全国大会でも上位進出が期待されます。
雄大な太平洋が眼前に広がる福島県大会会場のいわき市岩間海岸。そこで僅か1時間の競技中に集まったごみの量は273.79Kg。穏やかな波が打ち寄せる海岸ですが、海を浮遊してきたペットボトルや漁網など、大量の海洋ごみがあちこちに散乱し、せっかくの景観を台無しにしていました。参加者の1人は「海洋ごみの問題は深刻だと思っていたので、大会に参加できてうれしい」また別の参加者は「砂浜のごみが沢山あって、ケガしそうになった。こういう機会に海をキレイにしたいと思い参加した」と言っていました。スポGOMI甲子園は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在ですが、この参加者のようにスポGOMI甲子園への参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やす事で、海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思いました。