2025年10月18日(土)、「スポGOMI甲子園2025福島県大会」が開催されました。
今年のは初めてJRいわき駅前が会場となり、県内各地の7校から全28チーム・総勢83人が参加しました。
3連覇のいわき総合高校をおさえ福島県代表に輝いたのは、平工業高校「☆GTO☆」チーム!
ごみ総量16.33kg/1443.5ポイントを獲得。
生徒会を引退したばかりの高校3年生チームで、過去にいわき駅周辺の清掃活動をした経験が活きた結果となりました。
惜しくも準優勝となったのは、いわき総合高校「クリリンファイターズ」チーム。
開会式の選手宣誓でも優勝目指してやる気満々でしたが、一歩及ばず…!
第3位は、福島市から参戦の福島南高校「茶道部」チーム。
ビン・缶とタバコの吸い殻で高ポイントをゲットしました。
オリジナルアイテム賞を受賞したのは、いわき総合高校「ピカピカマスター」チーム。

今後、優勝した平工業高校の「☆GTO☆」チームは、福島県代表として2025年11月30日に東京都内で開催予定の「スポGOMI甲子園2025全国大会」へ進出し、全国42都道府県からの予選大会を制したチームたちと競い合い、全国大会での優勝を目指します。福島から彼らの活躍を応援しましょう!
そして、今回驚いたのが拾った「たばこの吸い殻」の量です。
いわき駅前は飲食店が多くならぶ繁華街で、土曜の朝に実施したこともあり全部で「1.4kg」、およそ2,400本もの吸い殻が集まりました
多くのたばこのフィルターに使われているのはアセテート繊維という合成繊維で、合成樹脂プラスチックの一種です。そのためフィルターは生分解性が非常に低く、ポイ捨てされたたばこの吸い殻は排水溝や川を辿り、いずれマイクロプラスチックとして海の生態系を脅かす原因となるのです。確かにポイ捨てされたたばこの吸い殻は、雨水などにさらされてフィルター部分だけが残っているようなものも多くみられます。
スポGOMI甲子園を通じてこのような現実を目の当たりにしたことで、海洋ごみの削減のために、こういった地域の課題解決にも取り組んで行く必要があると感じました。
<優勝チームコメント>
「普段いわき駅を使っていますが、自分たちが集めた傘以外にもたばこの吸い殻や瓶などを他のチームがたくさん集めていたので、まだまだ集めきれていないごみがたくさんあるんだと改めて思いました。これからも頑張って綺麗にしていきたいと思います」
「今回は自分たちが優勝しましたが、他の学校でも優勝して全国大会に行くぞという気持ちを持っていたと思うので、その気持ちを背負って全国優勝を目指してがんばります!」
【開催概要】
・開催場所:
開会式会場…いわき駅前広場(イベント広場)
閉会式会場…大工町公園(〒970-8026 福島県いわき市平大工町8-3)
・参加人数 参加人数 チーム3名×28チーム=83人
※一部チームに欠席者が出てしまい急遽2名編成で参加
・参加校:あさか開成高校・いわき総合高校・平工業高校・田村高校・福島成蹊高校・福島東陵高校・福島南高校
・協力団体:NPO法人タイラボ、BETTER DAYS、株式会社ダイナム





