2024年9月15日（日）浪江町請戸海岸で開催された「浪江浜まつり」会場で、およそ80人の有志の皆さまによる清掃活動が実施されました。
請戸海岸は、東日本大震災で大きな被害を受けた浪江町請戸地区に位置する海水浴場です。震災前は、毎年夏になると県内外から多くの海水浴客が訪れていました。しかし、震災から13年以上が経過した今もなお、海水浴場が再開されていません。そこで、かつての賑わいを取り戻そうと「浪江浜まつり」が企画され、当日は1,500人もの来場者で、会場は活気に包まれました。

拾ったごみの中には、海岸に打ち上げられていた巨大な漁具や漁網などが目立つ一方で、海洋汚染の原因とされるペットボトルやプラスチックごみも多く見受けられ、掘り起しはできなかったが、自転車が砂浜に埋もれていたそうです。

参加者は、浪江町民の心の復興と請戸海水浴場の復活を目指して、丁寧に一つひとつごみを拾いました。

【主催者の声】
「やはり、安全な海水浴場を開くためには、大掛かりながれき撤去作業が必要。今後、機会あるごとに、町の立場から、環境回復工事の要望活動を行っていきたいと考えています。」

＜請戸海岸　浪江浜まつり＞
主 催 　浪江浜まつり実行委員会　
後 援 　浪江町、経済産業省、復興庁